こんにちは。本日も薄ら寒い石垣島からMINAでございます。
私が移住してきたのは2016年4月。
ここでの暮らしももうすぐ3年目のシーズンに突入しようとしています。
あまりにこちらの暮らしに慣れて毎日をぼーっと過ごしてしまっているので
ここらでちょっと、未来に向けて移住暮らしを見直してみようと、
移住の良い点悪い点を見直してみました。
石垣島に移住して良かった点
1. いつでも海がそこにある!
「キレイな海が間近にある生活がしたい!」
移住前、心から願ったいたことは、いともあっさり叶いました♪
私は主に家で仕事をしていますが、夏、窓の外に輝く太陽が見えるといてもたってもいられなくなり、車を走らせてお気に入りのビーチに直行します。
なので夏は本気で仕事がはかどりません(´,,•ω•,,`)
今年は本気でもっと頑張らないと……と反省中。
しかし、海が好きだ〜と思って移住してきたのに、こちらで観光関連の仕事についしまったがために
海日和な日には忙しくて休みが取れない、暇はないというジレンマを抱える人もたまに見かけますw
それ以外の普通の会社員になるなら、仕事終わりに車を走らせてビーチでのんびりなんてことも、真夏の日の入りが19:30くらいな石垣島なら充分可能です!
2. 満員の通勤電車に乗らなくてすむ
石垣には電車ないですからね、あたり前なんですけどw
でもこれ……一番しみじみとありがたいかも。
満員電車に乗らなくなった今、あれがどんなストレスフルなものだったか再認識しました。
こちらの通勤は、徒歩かチャリかバイクか車。
島の人はみんな、会社は家から近くて当たり前、と思っているフシがあり、
ちょっと家から遠い所に時給お高めの職があってもちっとも応募しませんw
電車で1時間通勤を経験したことのある私からすると
「車で30分」なんて楽だし近いと思うんですけど、
島んちゅにとっては「遠いさぁ〜」らしいです(笑)
郊外にあるリゾートホテルのオーナーが
「時給を上げても人がこない……」とぼやきつつリゾバ斡旋会社を頼みの綱にしていたのは印象的でした。
3. 心が楽。毎日精神がゆったり平穏
1と2の結果かもしれないですけど、こっちに来てから本当に心が楽です。
もちろん、どこで生きていてもムカつく事や人に多少は出会いますが、流せちゃうというか、すぐ忘れちゃうようになりました。
怒りが湧いても、その場その場、というか。
まぁ「最近ライターの仕事あんまりしてないけど、まぁなんとかなるさ〜バイトでも行こか」などと、もともとのポジティブ思考に拍車がかかり過ぎているような気がしないでもないので、これを良い点に数えていいのかは迷うところですが、確実に心は楽です(゚▽゚*)
都会にいると、どうしても本当の望みが分からなくなったり、感情がちょぴっと麻痺したりしませんか?
ならない人もいるのかもしれないけど、私は東京が合わないのか、そんな感じで。
多分、たくさんの人と情報に晒され過ぎて、容量の少ない脳が、それらを処理するのに精一杯だったんじゃないかなーと。
渋谷とか新宿に行くとすぐグッタリしちゃうし(ˇд ˇ;)
移住前の、年2回の西表島への旅でも、最初の2日間くらいはまだ東京の気配が自分の周りにべったり張り付いてて、風景と自分の間に薄い膜がかかっているような、ちょっと現実感が薄い感じがしていました。
私はそれを、都会膜と呼んでいまス(ˇд ˇ;)
その膜は、滞在3日目くらいになると現地の空気の中に溶けてなくなって、周りの景色や風や光や緑が急に自分に向かって迫ってくる感じがしたものです。
そうすると不思議なことに自分の意識が自分の気持ちに近くなって、「あ、私って私だ!」とリアルに感じられ、それがすごく嬉しかった。
昔見た「食べて祈って恋をして」っていうジュリア・ロバーツの映画で、バリの占い師(?)が「世の中を見るときは頭ではなく心で見るんだ」みたいなことを言ってたけど、まさにそういう状態。
旅行でこの感じを味わう!分かる!という人は、移住してきてもやっぱり「心が楽」って思えるんじゃないでしょうか。
4. 島の南エリアは予想外に結構都会なので便利
大都会東京をディスる私、石垣の程よいひらけ加減が好きです。
旅行で来る前は、
石垣ってBIGINの島ね〜。
きっとデイゴの花が咲いててウージの森が
どこまでも続くだけの自然いっぱいの島なんだろうな〜(* ̄∇ ̄*)
……という無知さ加減でしたが、アレびっくり、
・マクドナルド
・モスバーガー
・ケンタッキー
・ミスド
・TSUTAYA
・ヴィレッジヴァンガード
・エディオン
・コンビニ(familymartのみ)
などなど、都会的な(笑)店あるし!!
てか、なんでヴィレヴァンまで!?要るか?
そしてなんと、今年の4月にはドン・キホーテが開店する予定ですよ、奥さん!
少々時期は遅れましたが、先日ドンキがオープンしました!
すごい混雑で駐車場の空き待ち渋滞ができてることもあるとか……
私はまだ行っていませんw
だから、生活に必要なもので無くて困る、ってことはほぼありません。
まぁたまに、セブンイレブンのパンが食べたい……! などと思うこともありますが、贅沢を言えばきりがなく。
足るを知る人間になりたいものです。
でもほんと街がコンパクトにまとまっているので、買い物行って病院行って本屋とか、目的地のハシゴが都会より楽です。
夕方にはメインの通りやスーパーの駐車場で渋滞が起きたりしますが、それも都会のそれと比べたら、渋滞という言葉を使うのが恥ずかしくなるレベルですし。
5.ファッションの流行を追わずにすむ
島で暮らしていると、観光客と住民の見分けは一瞬でつきます。
そう、同じ国の人間か?と疑いたくなるくらいファッションが違う(笑)
レースやフリルなどの素材をあしらったデザイン性の高い服や凝った小物、高いヒールのおしゃれサンダルを身につけているのは観光客。
対して、住民の服は
・日差しを遮る完全防備ファション(アームカバー必須)
・暑さを少しでも逃す、高機能素材+ゆるゆるファッション
・足元はギョサン(便所サンダルみたいなビーサン)
てな感じに収束。
私も、冬以外の季節はほぼユニクロのブラトップ+リラコのみで暮らしています。
そしてこの格好でどこへ行っても恥ずかしくないというのがミソ。
逆に、ちょっとおしゃれしようもんなら「今日はどうしたの?」とか聞かれるんでw
ファッション誌をめくりながら
「一昨年買ったあのスカートはもう流行遅れだから履けないなー」とか
「毎シーズン服を買い足してるのに何で着るものがないんだろう?」とか
「あ、新しく買ったジャケットに合う靴がないー!」
なんて悩む日々とはおさらば! \(^▽^)/
5. 多種多様な人と出会える!
都会で普通に働いていると、自分から積極的に習い事をしたり異業種交流会なんかに出席しないと、行動範囲や出会う人の種類がどうしても限られてきますよね。
前にも書いたと思いますが、石垣島には本当にいろんな人が移住してきているので、彼ら彼女らの経歴を聞くのも面白いし、島んちゅの方々との交流も、楽しい上にとても勉強になったり。
都会だと、人との出会いにも身構えてしまうところがありますが、こっちで出会うとポーンと友達になれたり、お互い親切にすることに対して余計なこと考えなくて済む感じがとてもラク。
人の好意は素直に受けて、困ったことがあったら気軽に相談して、逆に自分も相手に対して好意を示したり、掛け値なく手助けしたり。
もしかして、たまたま良い人たちに巡り会ってるだけかもしれませんが、それならそれでありがたいっす。
5.音楽イベントが多くて楽しめる!
こっちは無料のライブイベントが多いです!
有名どころは「オリオンビアフェスト」や「南の島の星まつり」とか。
地元のアマチュアアーティストはもちろん、夏川りみちゃんとかBIGINとかきいやま商店などなど、石垣出身のアーティストの出演率が高いのがポイント!
石垣島だけではなく、鳩間島やら他の島でもイベントは盛んに行われていて、去年の鳩間島音楽祭(入場料1,000円)にはりみちゃんはもちろん、The Boomの宮沢さんもいらっしゃりましたー(゚▽゚*)
で、何が良いって、こちらのイベントは混んでも混みすぎない(笑)
席取り合戦なんかも、とってもゆるく、昼間はモーレツに暑いので、お日様が充分傾いてから人が増えはじめるという。
南国の夕方の風に吹かれながら飲むビールは最高よ!!
\(^▽^)/
石垣島に移住して良くなかった点
どこに住んでも良い点・悪い点はあると思いますが、ここは赤裸々に個人的感想を述べます。
1. 給料が低いのに物価が高い
これも何度も書いてますが、ほんとにねぇ……。
実家に里帰りしてスーパーに行くと、全てが安く見えて感動してしまうほどです。
特に野菜や果物が高いですねー。ガゾリンも。
まぁ、船で遠くから運んで来るんですから、運賃が上乗せされるのは仕方ない。
都会の物流は本当に恵まれているんだな、と改めて思います。
しかし、こんなに観光客がわんさか来てる島で、何でこんなに給料水準低いんだろうかと、謎でなりません。
誰か経済学者さんにこのカラクリを説明して欲しい!
あ、あとですねー、通販で何か買うときは
「送料無料 ※離島・沖縄を除く」に注意しないと、買った商品より送料が高くて結果高い買い物をする羽目になることも注意ですね!
移住当初、700円のハンドクリームを通販で買ったら
送料が何と2,000円でびっくり、なんてことがありました><
こっちに来てから、amazonにお世話になる率がうんとアップしました。
amazon発送商品なら、2000円以上で送料無料なのでマジありがたいです。
ちなみに私は、amazonプライム会員になってます。
特典である無料即日配達なんかはもちろん離島は対象外なので意味がありませんが、会員限定の安い商品があったり、プライムビデオで映画やドラマが見放題、あと無制限で写真が保存できるプライムフォトや、無料で本や雑誌が読めるプライムリーディングが利用できたりするので、結構重宝しています^^
次に書くけど、石垣は娯楽が少ないんでw
2. 自然以外の娯楽は少ない
自然を求めて来たのでこんなこと言ったらただのワガママってことは重々承知なんですけど、
石垣、映画館がないんですよねー。。。(ノω・、`)
映画好きとしては、そこが辛い。大画面が恋しい。
パチンコやボーリング場はあるんですけどね。あとゲーセンやカラオケ。
まぁその代わり、良い点でも書いたように無料の音楽イベントなんかがあったりするので相殺かな。
ところで、ボーリング場「あやぱにボウル」のレーンには海の生き物の名前が付いているんですが「ウツボ」はないでしょうw
3. お気に入りの革製品がもれなくカビだらけに
夏が暑いのはみなさん誰もが覚悟の上でしょうが、湿気によるカビはどうですか?
私はある日、革のサンダルを履こうと靴箱を開けたらところ……!!
サンダルが白と緑のカビに覆われておりw
あ、苦情が来そうなので、モザイクかけてみました。クリックしてもモザイクは取れませんw
この他にも数足犠牲に……!
今、一足だけ革のサンダルを持ってますが、プラスチックのケースに密閉して、中に一緒に「水とりゾウさん」を入れています。
それくらいしないとダメだし、革のバッグもベルトも、部屋に置いとくだけでもれなくカビます……!!(><)
革製品よ、さようなら。
4. 甲斐性と責任感のある素敵男性が……少ないw
妙齢女子にとっては大問題のコレ(笑)。
もちろん、ちゃんとした人も大勢いますよ!?
でも、そんな人は既に誰かのものな確率が異常に高い。
後に残されたのは、
×が数回ついた浮気男(それぞれの妻との間に子供数人。養育費払わず)
定職には就きたくない、飲みに行くのとパチンコが好きなバイト男(島んちゅの若い男性に多い)
自分探しをしている永遠のドリーマー(移住者で民族楽器弾いてタイパン履いてる率高し)
こんなラインナップーw
都会よりダメ男率は確実に高い。
「モテない女に限って、いい男がいないなどと愚痴る」という声が、どこからか聞こえてきそうですが、コレは石垣島に住む独身女性に共通した悩みですからーww!(゚▽゚*)
逆にコレを読んでいるあなたがまともに職についている男性で、見た目も清潔、性格にも難がないのに女性との出会いがない……とお悩みなら、ぜひ石垣に滞在してみることをおすすめしますw
「いい男」の条件が都会の女性よりうんと低い女性たちが待ってますよ〜(゚▽゚*)
5. 綺麗キレイだけじゃない部分が見えてくる
イメージ的に石垣って、素朴で親切で心が綺麗な人々ばかりの島って感じじゃないですか?
でもそれ、観光業が作ったわかりやすい「イメージ」であって、みんな普通の人間ですから〜♪
一部の公務員が全然仕事しないとか、
利権が絡んでどこそこの地域住民が割れてるとか
どこどこのマリンショップは脱税しまくってるとか、
誰さんは不正に生活保護もらってるとか、
いろんな黒い噂が耳に入ってきますし。
移住者夫婦が、仲良くなった地元の人から空き家を借り、ぼろ家だったのでお金をかけてリフォームしたら、急に「息子夫婦が帰ってくるから出てってくれ」と通告されて泣く泣く家を出た話とかも聞きました。
まぁコレは、綺麗じゃない部分というより、常識の違いだったり沖縄特有のいい加減さ(コレが良い方向に働く場合も)だったりするんですけど
思うに、石垣島にあんまり夢は見過ぎない方が良いと思います。
都合の良い幻想を持つから失望するわけで、ニュートラルな気持ちでいれば島んちゅの人々と良い関係を築けるんじゃないでしょうか。
6. 大きい病院が結構役に立たない…
離島の宿命かもしれませんが、大都会では信用できるはずの大きな総合病院の腕がイマイチw
私、移住してすぐの頃、岩場で転んで肩の「腱盤断絶」をやらかしたんですが、クリニックの医師に
「手術が必要かもだけど、設備があるこちらの○○病院は、
術後の経過が良くない人が多いので勧められない。
那覇か地元に帰って手術すべし」
と言われました。こわい……(笑)
地元の人々に真偽のほどを聞いてみると、皆さん口揃えて「大きな手術をする人は那覇の病院へ行くのが普通」だ、と。
「こっちで手術したら殺されるさ〜」
と真顔で言っていたオジイもいました(笑)。
逆に、個人医院は評判の良いところいっぱいあるんですけどね。
まとめ
こんな感じですが、総評として、私は石垣に住んでてとても幸せです(* ̄∇ ̄*)
思うに、メリットもデメリットも、全てはその人の捉え方、感じ方次第なところが多く。
移住成功のカギ、それは自分の心の持ちようと言えるのではないでしょうか。
「なんくるないさ〜」精神で過ごせれば、日本中どこに住んでも、わりかしパラダイス。
私、北朝鮮やシリアのニュース見るたびに、日本に生まれて
本当にラッキーだったと思っちゃいますんですよ。
(* ̄∇ ̄*)