さて、世界自然遺産・西表島での
冒険本編2日目です。
西表島の、道路が通っていない南側から
西にかけてを4日間かけて歩いた、その道中の記録です。
とりあえず、準備編はすっとばすとしても、
1日目は読んでからこの記事を読んでね^^
さて、2日目は9時くらいに目覚めた私。
冒険って、こんな遅く起きてアリなのか……という
疑問が頭をよぎらんでもない。
しかし、旅が終わった後、K君は
と笑顔で申されておりました
これ、彼は嫌味じゃなく本気だからw
私も、K君が撮影に没頭してるときの
自分一人時間がすごくいい感じだったので
お互いヨカッタ^ ^
あ、これも嫌味じゃなくて本気ですw
やっぱり一人時間って大切よね〜
これぞwin-winな関係というものです
2日目:潮は高いがとりあえず出発 岩場は続く……
朝食を作って食べ、2日めは10時くらいに出発。
しかしド満潮から約1時間後なので
海はまだこんな感じ……満ち満ちてます↓
リーフを歩けるようになるのは昼過ぎか……
仕方ない、海岸沿いの岩場をいくしかありません。
昨日にも増して巨石ごろごろ。
重いリュックを背負っているので、
岩から岩に飛び移るとき
膝と足首にすごい衝撃がクル。
冒険から約三週間後の現在、
この時のダメージはまだ残っていて、
立ち上がる時に膝とか腰とか痛い……
コレが寄る年波か……!!
岩場は足場がグラつくとこも多いので、
歩くのになかなか神経を使います。
ゆえに疲れるので定期的に休憩。
そして2日目も魅せてくる西表島の石たち。
やっぱ元は珊瑚かな?↑しかしなぜ四角い?
こっちはチョコレートかレンガっぽい↑
なんでしょこれ?↑細胞壁みたい。
岩場歩きは本当に距離が稼げない。
10分かかって200メートルとかじゃないかな?
足元に注意してないといけないから、
風景を見る余裕もなし。
歩いても歩いてもどこまでも続く岩場……!
絶望して、また休憩w
なかなか引いてくれない潮に翻弄される
この時点でまだ12時前。
潮汐ナビを見てもまだ潮位100cm(赤い横線くらい)のところ。
潮位の○cmというのは、ある地点の波打ち際の潮位を0(基準点)として、そっから潮位の高さがプラスマイナスこれくらい、というのを示しているだけで、リーフに立った時の水位ではありません。あたりまえだけど、海も場所によって地形が違い、リーフの高さも違うしね。
水が引くのを待ってリーフを歩いた方が
効率がいいのではないかというハナシになり、
30分ほど昼寝休憩。
が、それくらいじゃあんまり変わらず。
もう少し待ってリーフを歩きたいK君と
これ以上待つなら岩場を頑張りたい私で意見が割れる。
折衷案として、あと10分待って
私は岩場を、
K君は引いてないリーフを歩いて
それぞれ行ってみよう、ということに。
結果は、どっちもはあんまり変わらなかったw
しばらくすると潮が引いてリーフが
いい感じに現れてきたので海に降りて歩く。
海から眺める西表島、どう見てもジュラシックパーク。
岸壁の向こうからプテラノドンが飛んできそう。
ま、こりゃー、道路を通すのも諦めるよね……w
しかし潮は段々と引いてきてるとはいえ、
ところによっては深さ10cmくらいあったりするので
歩くのにちょっと体力がいる感じ。
大浜をスルーして先を急ぐが、生き物トラップは続く
黙々と歩き続けていたら、
昨日のうちに辿りつきたかった「大浜」に到着。
振り返ると、名無し浜からここまで
山裾はずっと岩場続き。
昨日諦めずに大浜を目指していたら
途中で潮が満ちてリーフを歩けなくなり、
大変なことになっていたことでしょう。
うちらの昨日の判断、正しかった!
大浜のビーチでランチにしようかとも思ったけど、
今は干潮、距離をかせぐチャンス時間じゃね?
ってことで、上陸せずにそのまま進む。
といいつつも、ついつい生き物と戯れてしまうウチら。
反省はしない、そーゆー生き方です。ハイ。
「クイラ渡り」は渡れねぇ
ところでですね、
本日の夜営予定地「鹿川(かのかわ)」は、
実は視界に入ってはいるんです。ええ。
でもですね、大浜を過ぎてしばらくいくと
「クイラ渡り」と呼ばれる、
海沿い歩きが無理になる地点がありまして。
リーフが途切れて海が深くなり、
しかも岩壁が行く手をはばむとゆう。
ある意味冒険的にステキな難所。
ランチがてら手前で一旦荷物を置き、
K君が水を探しがてらクイラ渡りを偵察に。
私はぐったりして(こーゆー時は写真が無いね)、
お茶タイム発動。
疲れた時は蜂蜜入りの紅茶が体に染みました……
戻って来たK君によると、渡るのは無理そうとのこと。
とあるブログによると、この先に行くのに
選択肢は3つ
1)ローブで岸壁をよじ登って向こう側に行く
2)泳いで渡る
3)手前で山に巻く
私もランチ後、見るだけ見てみようと行ってみましたが、
手前で巨岩登ったり、荷物背負ってなくても大変!
しかも 選択肢1のロープは見あたらず
(てか、切り立ちすぎて無理やろ、と)、
2も、海はちょいと日本海風味で、
15kgの荷物とともに泳いだら確実に死にそうw
よしんば這い上がれても、リュックに水が染みたら
一体重さ何キロになるねんw
そんなの背負えません
山巻きルートへ突入
というわけで、消去法で3の、山に巻くルートを選択することに。
ランチ後、山ルートの入り口の目印を探すが、なかなか見つからず。
結局、山裾の巨岩場を行きつ戻りつ30分近く探し、
かなり大浜方面に戻ったところで発見。
目印小さ過ぎんねん。
南風見田の浜方面から来るとかなり見つけにくいかもです。
目印の目印は、入口に向かって左側にあったこの大きい岩↓かな。
山巻きの入口は、目印がなければ絶対入口とわからない感じw
本日の行程の全容を先に載せとくと、こんな感じです↓
※前半、YAMAPの調子がおかしかったらしくS地点まで直線になってしまっているので、
もしかしたら入口地点にずれがあるかも。
クイラ渡りが、海に向かって突き出してるのが
簡易地図でも分かります。
山越えは、標高で言ったら最高地点が125mで、
大したことない感じがしちゃうんですが……
とにかく斜面がきつい!
そりゃそうよね、海側から山が切り立ってるし。
目印のテープと他人様のブログを参考に、
クイラ渡りの向こう側を目指します。
写真はまだ写真の撮れる余裕があるところで
撮ってるのでアレですが、
滑ったりコケたり、ホントに大変でした。
スパッツの汚れ具合が全てを物語る、
疲労感&絶望感が溢れる私w
次のページに続く
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たっぷり自分一人の時間がとれました!