はい、二週間の帰省から石垣に戻ったものの、ブログサボり癖がついたMINAでーす(* ̄∇ ̄*)
先日は、オーストラリアから来日している友人と横浜中華街&周辺巡りへ行ってきました♪
いやー、横浜の夜景は良いね!
とっても楽しい時間を過ごしましたが、最近英語を喋る機会がなかったので、会話力の低下に四苦八苦しました。
こんな記事↓を書いといて、お恥ずかしい限り(・ω・;|||
やっぱり英会話は喋るチャンスを数多く持たないとね、と実感しましたyo
さて雑談は置いといて、前回の記事↓の続きを綴りたいと思います。シュノーケリングやら海遊びをしようと思ってる方は読んでおいて損は無いですよ〜♡
海やプールで死なないためにやっておくべき訓練&心構え
さて、海で2度死にかけた私。
移住を決めた時に、これからはもっと海に入る機会があるし、海での危機管理の訓練をきちんと受けたいなぁと思ったわけです。
そこで、仕事でたまたま知り合った元海上自衛官のSさんが開催している素人向け訓練に参加させてもらうことに。
レッスンの中でSさんが言っていた言葉で一番印象的だったのが
「人は、単に溺れて死ぬんじゃない。パニックになるから溺れて死ぬんだ」
というお言葉!
まさに、私が溺れかけ×2で実感した「恐ろしいのはパニック」論は正しかった!
(((╹д╹;)))
では、人がパニックに陥るメカニズムとは?パニックにならないためにはどうしたらいいのか?
訓練は基本的でありながら大変役に立つものだったので、シェアしたいと思います。
1. 人は顔に水がかかると思わず拭わずにはいられないが……
突然波をかぶってしまうと、人間は焦って思わず手で顔をぬぐう動作をしてしまいます。
というのも人間はなぜか、顔に水が付いているの息ができなくなる「気がして」本能的に「水をぬぐいたい」という気持ちが働くからなのだそう。
確かに、海やプールで誰かに水をかけられると、反射的に顔を背けて水をぬぐっちゃいますよね。
が、波が繰り返し被ってくるような状況で顔をぬぐう動作の繰り返しは体力の無駄であり、パニックに陥って溺れることにも繋がりかねません。
これを克服するためにやったのが、顔に水をジャブジャブかけられる訓練。
水をかけられてもかけられても、ぬぐわずにジッと我慢。
絵的にかなり地味ですw
でも、これで気づいたんですけど、多少水をかぶても、襲い来る水と水の隙間時間に結構息ってできるんですよね。
また、シュノーケリング初心者の頃は、マスクの中に水が入るとつい焦ってしまいますが、マスクとシュノーケルは別々なので、口で息ができます。
当たり前のことなんですけど、こういうことを「意識的に知っている」ことが、緊急時の冷静な対応に繋がるので侮れません。
水を恐れる人間の本能を知り、理性で克服。水を被っても意外に息ができることを知る
2. 人間は「呼吸ができない」と思うとパニックになるが……
先ほどの訓練は「水がかかっても息はできる」ということを認識するものでしたが、それより一段階上の危険、実際に「息ができない」状況に追い詰められることもありますよね。
人間は普段、規則正しく呼吸をしているので、それを物理的に阻まれるとパニックになりやすいそうですが、そもそも呼吸って結構長く止めていられるんです。
訓練では、自分がどれくらい息を止めていられるかを把握しようということで、プールに潜って潜水時間を測りました。
またしても地味な訓練w お風呂でも可能w
私は2分ほど潜っていられました。結構長くてびっくり。
もちろん、激しく泳いでいると酸素をもっと消費するんでしょうが、過去2回の溺死未遂の時、息を留めて安全な場所まで一気に泳いで難を逃れました。
息がしにくい場所にとどまって呼吸しようともがくより、さっさと安全な場所へ移動する方向へ思考をスイッチしたことが功を奏しました。
・人間は短時間呼吸しなくても生きていられる
・呼吸を確保するより、息を止めて行動を起こした方が生存率が高まる場合はたくさんある
3. 泳げない人は「泳げないと水に浮けない」と思いがちだけど……
「溺れる」って、実は難しいです。
というのは、普通、肺に空気が入ってる人間は、それこそ画像の浮き輪やビーサン同様に浮くもんだからですw
「普通」というのは、体の力を抜いて水面に仰向けになった状態や、泳いでいる状態ということ。
特に、太めの人は脂肪が水より軽いので浮きやすいです。
という人は、逆に潜ろうとしてみてください。
どうしたって、水面におしもどされますよね。
それにもかかわらず沈んでしまうのは、変に体に力を入れてしまい、筋肉を硬くしたり闇雲な動作をして水を飲んでしまったり、それによりパニックになってしまうからです。
という人は、ライフジャケットを正しくガッチリ着込みましょうね(。◕ ∀◕。)
ライフジャケットさえきちんと着ていれば、万が一意識を失ったときでも沈む心配はありません。
機動力は削がれますが、もちろん、泳げる方でも慣れない海では着ていた方が安全です。
4. 海の危険生物
元自衛官の方のレッスンは、このほか水の抵抗を減らす泳ぎ方など、かなり役立つものでしたが、
沖縄でマリンレジャーを楽しむ上で、もう一つ知っておくべきものがあるとすれば、海の生物についてでしょうか。
というのも、沖縄の海には結構な危険生物たちがおりまして。
それも結構な頻度で目撃します。
以下、よく見かけるものをご紹介します。
ゴマモンガラ
……はい、もう、顔からして怖いですが、ダイバーには「サメよりも怖い」と言われているのがこの魚です。
強い縄張り意識を持っていて、特に凶暴化する産卵期にうっかり近づくと、珊瑚をもバリバリ噛み砕く強靭な歯で襲ってくることがあります。
しかも結構浅いところにいて、よく見かけるんですよ……(T△T)
これまで見た中で、一番でっかいのは70〜80cmくらいありました。
見かけたらさっさと遠ざかるが一番です。
ミノカサゴ
ひらひらのレースのようなヒレが特徴的で、ゆったり泳ぐ様が優雅なミノカサゴも、シュノーケルをしていてよく見かけます。
が、このヒレに毒があるんですねー。
近づいてもあまり逃げないので思わず触りたくなりますが、ダメ、絶対。
ハブクラゲ
名前に「ハブ」がついていることからも分かる通り、かなりの毒を持つ危険生物。
しかも何が嫌って、波打ち際にいたりして、そのうえ透明なので水に入る前に視認しにくいんです!
ゴーグルつけて水に入った途端、すぐ目の前に触手が見えた時は本当にビビりました。
というのも、この長〜い触手に猛毒があります。
刺されると激痛らしいです o(;△;)o
うっかり刺された場合は、お酢をかけてからピンセットなどで刺さった触手を取り除きます。
防護ネットのないビーチで泳ぐ場合は、酢とピンセット持参で!
ウミヘビ
こいつもかなりの遭遇率。
そしてその毒の強さは最強レベル、ハブの70倍(!)といわれています。
コブラの仲間らしいですからね……。
噛まれると全身が麻痺したり、下手すると心臓が止まるらしいっす(((;◔ᴗ◔;)))
とはいえ、人間が変なちょっかいを出さない限り向こうから攻撃してくることはないといわれています。
……しかしですね、結構好奇心が旺盛らしく、私はこいつに
追いかけたれたことがありますヽ(TдT)ノ
クネクネとS字を描きながら、結構なスピードで迫ってくる体長1.5mほどの海ヘビ!
渾身の泳ぎで逃げる私!振り向くと、まだ追ってきてるー!ひー!!
方向転換してさらに逃げる!そしてまた振り向くと……ひー!まだこっち来る!!
……あれは本当に怖かったです。
ヘビ嫌いな人が遭遇したら、パニックになっちゃうかもしれませんね。
ガンガゼ
ウニに似てるけど食べられない上に、針に毒があるので踏んだら危険。
しかも、針が体内に貫通すると除去が難しいらしい。
このガンガゼの他にも、アンボイナ貝とかオニダルマオコゼとか、浅い海底にいる「踏んだらヤバイ」系の生き物が沖縄には生息しているので、足をつく時にはきちんと目視してからが無難。
まぁ、近年観光客がガンガン海の中を歩くので珊瑚がどんどん破壊されて死んでいってることもあり、私は「海の中には立たない」ことを推奨いたします。
まとめ:海に畏怖の念を抱き続けるべし
いかがでしたでしょうか。シュノーケリングが怖くなったのではないでしょうかw
でも「怖い」と思っとくことは、安全に海を楽しむ邪魔にはなりません。
重ねて書きますが、石垣では毎年観光客の方が海で亡くなっています。
海の仕事に従事していない島んちゅは、あまり海に入らないし、泳げない人もいます。
なぜかというと、皆子供の頃から「海は危険だ!」と親や祖父母から言われて育っているからです。
それでも島外から来た者にとって、透明でお魚いっぱいの海は魅惑的な世界ですよね。
私も、シュノーケリングはやめられません。しかも一人で泳ぐの好きだし(*´д`)
でも最低限、波がちょっとでも出ていたら泳がないし、どんなに夢中になっても周囲に危険生物がいないかどうかはアンテナを張っています。
皆様も、どうか安全に海を楽しんでくださいまし〜( ˘ ᵕ ˘)♡