こんにちは。本日も石垣島は雨。寒い〜!!
現在プロ野球の球団が石垣キャンプに来てますが、
なぜこんな寒くて雨ばかりの島に来るんだか‥‥
心から謎に思う私です(* ̄∇ ̄*)
が、なんとか天気が持ちそうだった先日、
私は人生初めての「イノシシ猟」に出かけました。
引率は、昨年11月から猟の免許を持ってる
Nさん(普段は病院にお勤め)。
Nさんは元シェアメイトのTちゃん(看護婦さん)の同僚で、
もう一人同僚の看護婦さんのMちゃんも参加して一行は総勢4人。
Nさんが石垣各所に仕掛けている16の罠を見て回り、
獲物がかかっていれば解体までやっちゃおうぜ!
という趣向!(゚▽゚*)
youtubeでイノシシ猟の映像なんかも見て、
イメトレはバッチリです!(゚▽゚*)
イノシシ肉の美味しさと危険性
以前、人気のない場所を車で走っていたら、
目の前をイノシシが横切って
危うく轢きそうになったことがありました。
「轢いていたら猟に出るまでもなくイノシシ肉が手に入ったのに!」
とNさんに申しましたところ
(実際轢いたらショックで泣きながら
動物病院に運んじゃいそうな気がするけどw)、
事故死したイノシシは内出血を起こして
肉が不味くなってしまうのだそうで、
美味しくいただくには血抜きが大切らしい。
また、本日は「西表島で食べたイノシシの刺身が忘れられない」
と言うシェアメイトから
「とれたてのイノシシのお刺身食べたい!」
と送り出されてきたのですが、
野生のイノシシの肉には寄生虫がいるため、
刺身で食べるには一度マイナス20度以上で冷凍し、
その後解凍してからじゃないと食べれらないんだそう。
後で寄生虫についてググり、
E型肝炎になる危険性もあると知って、ゾワ〜!!(๑•́ ₃ •̀๑)
ジビエには細心の注意を、ですね。
罠を見回りに、石垣の山に分け入る一行
さて、1つ目の罠を仕掛けてあるのは
前勢岳の山の中。
一度罠を仕掛けたら、少なくとも週に1度は
罠をチェックに行かないといけないそう。
なぜなら、猪が罠にかかるのは人間の匂いが消える3日後以降が主で、
もし4日目にかかったとして、その後数日放置すると
今度はイノシシが弱って死んでしまい、
肉の新鮮さがなくなるからだそう。
ましてや放置しすぎて腐らせてしまったりなんかしたら、
ただの動物虐待、無駄死にさせですからね。
![山に分け入るNさん](https://ishigaki.min-naraba.com/wp-content/uploads/2018/02/20180130イノシシ狩り0002.jpg)
ダニ防止のスプレーを全身に振りかけた後、Nさんに続いて山に分け入る私たち。
しかし……
![イノシシ用の罠](https://ishigaki.min-naraba.com/wp-content/uploads/2018/02/20180130イノシシ狩り0003.jpg)
残念です。空振り。
次の罠へ車を走らせます。
![石垣島内の裏道](https://ishigaki.min-naraba.com/wp-content/uploads/2018/02/20180130イノシシ狩り0007.jpg)
しかし次も……。
![イノシシの罠を掛け直すところ。](https://ishigaki.min-naraba.com/wp-content/uploads/2018/02/20180130イノシシ狩り0033.jpg)
またまた空振り。
罠は、イノシシがこの板を踏むことにより
金具に掛けてあるワイヤーが外れ、
イノシシの脚に巻きついて締まる、
という仕掛けなんですが、
罠が作動した形跡あれど、獲物の姿はなく。
これを「空打ち(からうち)」と言うらしいです。
猟にはもちろん免許が必要。そして経験も。
次の現場へ向かう車の助手席で
Nさんに色々質問。
よくよく聞いてみると、Nさんは去年秋から
罠猟をはじめた割とホヤホヤさんだった(笑)。
イノシシ猟の期間は11月15日〜2月15日までで、
猟をするには9月頃にある試験(年1回のみ)に
合格して狩猟免許を取る必要があるのだそう。
散弾銃やライフルを使う猟をしたいなら、
また別の免許(第一種銃猟免許及び第二種銃猟免許)を
取得しないといけませんし、
受験条件もさらにハードルが上がるんだそうで。
ちなみに、罠を仕掛ける場所には、
罠の持ち主の登録番号・名前・住所・電話番号を書いた
この札を下げないといけません。
![狩猟の札](https://ishigaki.min-naraba.com/wp-content/uploads/2018/02/20180130イノシシ狩り0006.jpg)
そして、次も、その次も、案の定空振りは続き……。
もうなんか、遠足と思えばいいか。石垣の自然は豊かだな〜的な。
もはや当初の目的を忘れはじめる私……(* ̄∇ ̄*)
飽きと車の振動で眠くなってくる女3人、
悔しがるNさん。
車内の温度差はどんどん開いてゆきました〜w
道中、高校一年生の時から猟師であるお父さんの下で
見習いをしているというイケメン男子(見習い歴7年)に
出会い、Nさん、必死に教えを乞うの図。
イケメン男子によると、同じ石垣島のイノシシでも
獲れる山によってお肉の味が全然違い、
ドングリのたくさんある山にいるイノシシは
美味しいんですって!
とうとう会えた、イノシシ
結論から書くとですねー、
結局16個の罠、全部空振りでしたw
罠にかかったイノシシとの格闘とか
血みどろの解体シーンをレポートしたかったんですが……
無念です(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ु⁾⁾
これというのも全てNさんのチカラ不足…
せっかくだから本物のイノシシを見てみようということで、
Nさんの知り合いのお家の庭へ。
いました!
捕獲されて飼育されてるイノシシw
![石垣島のイノシシ](https://ishigaki.min-naraba.com/wp-content/uploads/2018/02/20180130イノシシ狩り0039.jpg)
感想:くっせ〜!!!(笑)
泥と、イノシシの排泄物が見事にブレンドされた
野生のフレグランス!
この臭い、知ってる……。
私が子供の頃はまだ存在した、
ドブ川の臭い。。。(。>﹏<。)
嗚呼、あの頃の日本は川に排泄物を
そのまま垂れ流してたのか〜と納得w
しかしこのイノシシちゃん、遠い目をしており……。
野生で暮らしていた日々を懐かしんでいるようで、
ちょっとかわいそうになりました(*´д`)
イノシシ肉のお味は?
で、イノシシの悲しい瞳を胸に抱きつつ家に戻った私の、
その夜の夕食は……
どーん!イノシシ肉の煮込みです!ww
![料理されたイノシシ肉](https://ishigaki.min-naraba.com/wp-content/uploads/2018/02/ファイル-2018-02-03-18-06-40.jpg)
というのも、斜め前のお家のおじさんが
「甥っ子が獲ったが食べきれん〜!
もう冷凍庫にも入りきらん!もらってくれ〜」と
たんまりお裾分けをくださったのです。
\(^▽^)/ヤター♪
お味はですねー、マトンより全然臭くないし、
お肉自体の味も強くて美味しいです。
圧力鍋で煮込んだので、柔らかいしコラーゲンたっぷり♪
命、ありがたく頂戴しました。合掌!