こんにちは〜。毎回言ってるけど今日も石垣島は寒いです!
昨日、起き抜けに携帯を見ると
「NVCのワークショップに行かない〜?」と友人TちゃんからLINE。
NVC?? なんだそれ?の問いに送られてきた画像は……
……繋がりを育む……?なんか怪しいw
興味のアンテナが四方八方にのびているTちゃんの誘いはいつも唐突、
しかし、乗っかるとかなりの確率で面白い。
なのでとりあえず行くことにした。:.゚ヽ(´∀`。)ノ゚.:。 ゜いぇーい
1. カフェで待っていた指人形のお兄さん
ここが会場であるカフェタニファ。一見ライブハウスのよう。
自分が観光客だったら、ちょっと怖気付いて入れないかもしれない(* ̄∇ ̄*)
でも中に入ってみると……
あら素敵な隠れ家カフェじゃないですか!
カウンター席では、常連さんらしい上品なおばぁ様が、ウクレレを弾きながら店内のBGMに合わせてささやき声で歌っています。
あとで聞いてみたところ、シャンソン歌手さんなんですって!
どうりで素敵な歌声だと思った! (´∀`。)
イイね〜こいう店!
で、肝心のワークショップ、今日の主催者Mさんはというと、遅刻した私たちを奥のテーブルで待っていました。
……!
待って!読んでくれてる方、待ってw
ついインパクトを狙ってしまいましたが、彼は決してこのように私たちを出迎えた訳ではありませんw
指人形のことは追って説明しますので、しばし読み進めてください(^▽^)
2. 「共感コミュニケーション」の内容とは?
あ、先にお断りしておきますが、私はほんの2時間ほどワークショップに参加しただけなので、この記事はあくまでも、この2時間で私がとらえたこと、私なりの理解なので、そこんとこよろしゅうに。
NVCについてちゃんと知りたい人は、正式なホームページをみてね↓
さて、カフェで開催されるいろんな催しのポスターが貼られている壁には、本日のワークショップのものも。
これによると……
世界中の様々な対立や争いの解決に関心があったマーシャル・B・ローゼンバーグ博士は、人が心の内側に持っている「Needs(ニーズ)」という美しいエネルギーを発見し、NVC(Non-violent Communication/共感コミュニケーション)を創りました。
NVCは、自分の内と外に平和を創るプロセスであり、思いやりにあふれた豊かな関係を作り出す方法です。
うーん、「Needs」という美しいエネルギーとは何ぞ(。◕ ∀ ◕。)
内心、「やっぱりスピリチュアル系かー?(・Д・`)」と思いつつ、
そーゆーの結構好きなのでワクワク♪
本気で怪しければそれはそれでネタになるし。
まぁ、何かしらコミュニケーションの方法を教えてくれるというのは分かった。
ちなみに、ローゼンバーグ博士(故人)というのはアメリカの臨床心理学者さんだったんだって。
とりあえず、宗教家とかではなかったw
Check in(チェックイン)
最初にしたのは「Check in」というもの。
Mさんによると
「人は、人を観察しているつもりで、ついつい評価(批判)してしまう」と。
たとえば、
・10時に約束した人が5分遅刻してきた
・10時に約束した人が10:05に来た
上が批評で、下がただの観察。
でも、その人の事情や体調を「知れば」、遅刻と批評する気持ちは起きなかったりする、と。
ということで、場を緩め、今ここにいる人を大切にするために、そして自分の心と体を把握するために、自分の今の状態を一人ずつ話す、という流れに。
これを、場に加わるって意味でCheck inと呼ぶらしい。
私は、
みたいな感じ。
Tちゃんも夜勤明けで「眠い」って言ってましが(失礼な二人w)、「緊張している」とも言ってって。
私からすると全然そんな風に見えなかったので、ちょっとびっくり。
なるほど、相手のことを知っとくって大切かもと、この作業の意味を見出した私。
すぐ「批評」をしてしまう人間の問題
Mさんによると、現代人は
「○○が△△だから腹が立つ!」
というように、自分の怒りの原因を他者の行動や言動のせいだと思っているけども、○○や△△というのはただの外的刺激であって、「○○が△△」したことに対して自分はなぜ怒りを感じるのか、という根本の理由にフォーカスしていないんだといいます。
ふむふむ。
例えば「彼氏にドタキャン」をされて怒りを感じるのは「彼氏がドタキャン」したからではなく、
彼が平気でドタキャンがするのは、私を大切に思ってないからではないか、と思うと不安、悲しい
という気持ちの裏返しというワケです。
ではなぜ不安で悲しく思うのかというとを突き詰めていくと、
彼女のニーズが
彼に受け入れられ、思いやられ、愛されたい、彼を信頼したい
だったりすることが判明します(もちろん、一例なので他の答えもあり)。
これが分かると、相手に怒りをぶつけるのではなく、冷静にリクエストができるそうな。
ふむふむ。確かに、
「何でドタキャンするの!?信じられない!」
と、怒りを相手にそのままぶつけるよりも、
「ドタキャンをされると、私はあなたに大切にされてない、愛されていないって気持ちになって悲しくなるの」
などと言えた方が、相手も素直になれるし、その後の成り行きも随分変わりそうですよね。
なんか女子力も高い感じがするし〜(* ̄∇ ̄*)
ちなみに、例のMさんの指人形なのですが、あれは「ジャッカル」と「キリン」を、博士がこれらの例えに使ったものだんだそう。
こんな感じ↓
出典:Nadia
Mさんはこれを一生懸命説明しようとしただけで、決してヤバイ人ではありませんw
整理すると
この一連の流れを、NVCの4つの要素と呼ぶんだそう。
2. 感情・気持ち
3.ニーズ
4.リクエスト
すなわち、
ありのままに出来事をとらえ(観察)
出来事に対する自分の(感情・気持ち)を把握し
自分の求めていること、大切にしていること(ニーズ)に気づき
相手に伝える(リクエスト)
ってことですね。
これって当たり前のことな気もするんですが、普段なかなかできないというか……。
でも、こうやってメソッド化してもらえると、結構意識してやれそうだな、と思いました。
成否のカギは、やはり3のNeeds(ニーズ)で、これを掘り下げないと進まない。
NVCではNeedsを命のエネルギーとも言うらしい。
私の理解だと、その人の人生を動かしていく原動力ってことかな?
ワークショップの中では「自分の大切にしているものを1分間喋る」っていうのもやりました。
私はそういうの考えたり主張したりするの大好き♡(そしてたまにウザがられる……w)
Mさんによると、男の人はニーズを考えるの苦手な人が多いんだそう。
そういえば以前、男友達に「人生で何が大切?」と聞いたら
「金!」
って答えが返って来たんだけどw、「金」は表面的なニーズで、真のニーズはお金によって得られる安心、自由、独立とかってことだよね (っ*´∀`*)っ
3. 学んだことを身につけてみよう
自分が何を大切にしているかは、他者とのコミュニケーションはもちろん、自分の人生の方向性を決める上で重要だけど、特に都会で働いていると毎日忙しくてそんなこと考える暇さえなかったり。
でも普段からこのコミュニケーションの仕方を意識していれば、毎日が変わりそう。
そして、何でも身につけるには練習。反復あるのみ。
いんなやり方があるらしいですが、この日のワークショップでやったものを紹介します。
Needs(ニーズ)を掘り下げる練習方法
練習法1〜複数でカードを使うやり方
この日はMさんお手製の「Needsが書かれたカード」を使いました。
Needsのリスト(言葉)は上の画像を見てみてね。
ちなみに、Needsの言葉は未完成(絶対的ではない)ということです。
1)一人が、最近あった出来事と、それに付随して感じた「気持ち」を1分間で述べる
2)話者の話から、周りの人が「これが話者のニーズ」と思ったカードを話者に渡す
3)話者は、渡されたカード以外にも自分のNeedsがあると思うなら、カードを足す
4)話者は、渡されたカードと自分で選んだカードの中から、特に自分に特に重要だと思う3枚を選ぶ
5)そしてそのカード(Needs)を味わう
練習法2〜個人でもできるやり方
1)自分が言われて「すごくムカつく」ことを考える(もしくは誰かに言ってもらう) 例:デブ!
2)デブと言われて、なぜ腹がたつのかを掘り下げる
3)2によって、自分のニーズ(命のエネルギーとなるもの)に気づく。
例:美を大切に思う、食べるのが好き、自発性を重んじる、調和をとっていたい
または、
1)自分が「すごく好き」なとことを考える。例:海を眺めること
2)海を眺めるのが、なぜ好きなのかを掘り下げる
3)2によって自分のニーズ(命のエネルギーとなるもの)に気づく。例:平安と調和を感じていたい
こうやって自分のNeedsを理解していくことを「自己共感」と呼ぶそうですが、
自己共感の練習をしていくと脳の神経が枝分かれして、どんどん育っていくんだって!
Mさんによると、科学的に証明されているそうで。
脳細胞の活性化!良いね〜。:.゚ヽ(´∀`。)ノ゚.:。
ボケ防止の為にもこれ、日々の習慣にしよっと♪
4. ワークショップを終えて:感想
感想としては、すごく面白かった!
NVCはスピリチュアルではなく、哲学と言ってもいいかもしれない。
「怪しい……」とか思っててすいません(*´д`)o
他人様の前で自分の求めているものを開示するってのはなかなかこっぱずかしいものではあるけど、NVCではワークショップ中に他人の発言に対して批評や批判はしないことになってるので、40過ぎて声高に「自由が大切!」と発言しても、誰にも笑われないし、怒られもしません(笑)
しかし家に帰ってきて思ったんですよ「NVC、もったいない」って。
とっても良い教えなのに、やっぱりどうしても怪しく見えちゃうじゃん?(゚▽゚*)
もしこのワークショップの名称を
・「伝え方が9割!人生が変わるコミュニケーション力」(ちょいパクリだけどw)とか
・「知らないと損をする!絶対的コミュニケーション講座」とか
・「今、世界で必要な”コミュニケーション力” を2時間で身につけよう!」
とかにしたら、もっと人が来そうだし、結果として世に広まったら、もっと社会が良くなるんじゃないのかな〜と思って。
やっぱり名称って大切よね!印象が全然変わるもん(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ु⁾⁾
ちなみに、NVCの正式テキスト的な本のタイトルは
『人と人との関係にいのちを吹き込む法』
っていうらしい。
……うーん、やっぱりちょっと怪しさ漂いませんこと?(゚▽゚*)w
NVCさん、これ、ちょっと改題して、
世界が変わる驚きの「コミュニケーション力」
とかにしたらどうでしょう?
うっかりポチる人、増えると思いますぜ〜(っ*´∀`*)っ
あ、もし採用するときはキャッチコピー代ください(笑)